陶友会 青年部について
about Us
1000年続く無釉・焼締め
六古窯の一つ、備前焼の魅力
備前焼は、約1,000年もの間窯の火を絶やすことなく
備前の地で続いてきた伝統的な焼き物です。
その基本は、無釉焼締め。
良質な備前の陶土を使用し、成形。
窯で焼成することで生まれる色模様は自然に依ることも多く
一つとして同じものはありません。
何も纏わないからこそ
土の味わいや作家の想いも伝わる
土そのものの味わいがダイレクトに伝わる。
それはつまり隠すことができない、ということ。
洗練された技術、強いこだわり
作家の手指の小さな跡や
伝えたい想いまでありのまま、感じとることができます。
今、若手備前焼作家が見せる
個性あふれる器を一同に
協同組合岡山県備前焼陶友会の「青年部会」では
組合の次代を担う作家たちが集い
日々、互いに切磋琢磨しながら備前焼振興に向け
新たなアイデアを創出しています。
作家になった経緯も制作スタイルも全く異なるメンバーが生み出す
個性あふれる器の数々。
そんな陶友会青年部の「今」を本サイトで一同にご覧いただけます。
毎日使いたい日常の食器や
世界感に浸れるアートな器まで
備前の土の豊かさと野趣あふれる平皿。
シンプルに整ったスタイリッシュなコーヒーカップ。
備前焼の歴史に敬意を払いつつ
その枠に留まらないアート性を追求した花入。
肌触りや重さ、色模様…作品一つひとつが有するそれぞれの異なる魅力。
作家の表現に個性があるからこそ
あなた好みの一点がきっと見つかります。
作家紹介
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金重 充宏 MITSUHIRO KANESHIGE 金重利陶苑 代表者
私が作るものは、ただ只管に人事を尽くしたものでありたいと思う。
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その行為の果てに、天命を待つ極致に少しでも近付く事ができれば嬉しく思う。 -
乗松 美歩 MIHO NORIMATSU
土味、土モノが大好きです。
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スッキリしたスタイルと備前の土味の良さを残しつつ、
「あっ、かわいい」って思ってもらえるような作品作り、目指してます。 -
藤田 昌宏 MASAHIRO FUJITA
三代続く龍峰窯の特徴である「磨きもの」を得意とし、ワイングラスなど現代的な作品を作る。
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一方で古備前に惹かれ、フィールドワークとして窯跡探索を行い、
土味を生かした大胆な作品にも取り組んでいる。
備前焼ミュージアム、備前市役所新庁舎のモニュメントの共同制作にも参加。
多様な景色、魅力を持つ備前焼の探求を行なっている。 -
馬場 隆志 TAKASHI BABA
東京芸術大学で彫刻を専攻。従来の備前焼の枠に囚われず、独創的なカタチと発色を狙う。
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日本全国の百貨店で個展を開催し、海外での展覧会にも多数出展している。 -
眞砂 皓志 KOUJI MANAGO
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髙木 純 JUN TAKAGI
伝統的な備前焼には無い、色、形、手触り・・・
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見た目だけではなく触れる瞬間にもどこかほっとするような、愛おしくなるようなものを目指しています。
また独自の焼成技術を用いて、
通常では得られない色、質感の作品を生み出そうと日々研鑽を積んでおります。
その日々の中で培ってきたものを表現した作品をご覧頂けると幸いです。 -
小川 弘藏 KOUZOU OGAWA DAIKURA代表者
よく焼き締められた備前焼は指で弾くと陶器のような鈍い音ではなく、
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まるでガラスと間違うような甲高い音を奏でる。
しかし、手に取るとしっかりとその土味を感じ取ることができる、とてもおもしろい焼き物だ。
焼き物屋の家に生まれ、様式や技法を受け継ぐのはもちろん、
自分の目で見た「かっこよさ」とはなんだろうと自問自答しながら今に至る。 -
藤原 章 AKIRA FUJIWARA
窯近くで採れる土、水、割り木を使うことにこだわり、
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「作る」という気持ちより、生み出すという気持ちで、
自分だけが作れる物を目指して作陶に励んでいきたく思います。 -
細川 敬弘 TAKAHIRO HOSOKAWA
古備前に触れ 先達に学び、しっとりとした質感になるように心がけ 作陶をしています。
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嶋 大祐 DAISUKE SHIMA
1998年備前陶芸センターに入所。
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2001年から1年間信楽で修業を積む。
さらに翌年からは父のもとで陶技を学び、2004年に独立する。
使い手に喜んでもらえる事を、心掛けて作陶をしています。